こんにちは、ぞのちゃんです。
創業45年の掃除会社で働きだして6年経ち、だいぶ掃除に関する知識が増えてきました。
今回は「オフィスや職場の大掃除の仕方」をご紹介していきます。
オフィスや職場の大掃除って時間に限りがあるので、結構ハードですよね。
しかも、そこで働く仲間が掃除の仕方を知らなかったり、大掃除しようとしても何を使って掃除したら良いのかわからない状態だと一人一人の負担も増えていってしまいます。
そうならないように、職場の仲間が大掃除をスムーズに終わらせられるように、場所別に大掃除の仕方をまとめました。
この記事を参考にしていただければ、限られた時間内で大掃除を終わらせ、そこで働くみんなが快適に働けるようになります。
これから紹介する掃除方法は、高い清掃費用はかからず、難しい技術もいらない掃除方法です。
この方法を参考に掃除してみたら、どうして今まで汚れを落とせなかったんだろうって思えてくるかもしれません。
あなたやあなたの仲間が快適な環境で働けるように、ぜひ参考にしてみてください。
汚れの落とし方を知らないから大掃除に時間がかかってしまう
職場のみんなは、会社で掃除の仕方を習った訳でもないと思います。
なので、一生懸命に大掃除したからって理想通りのきれいさを手に入れられる訳でもないし、時間がかかってしまうのは仕方のないことです。
でも、わたしたち掃除のプロがオススメする掃除方法を試してもらえれば、職場の大掃除を短時間で終わらせられます。
なぜなら、わたしたちも清掃現場では時間との勝負な部分もあって、いかに時間をかけずにきれいにするかを考えながら掃除をしているからです。
今回は難しい掃除方法ではなく、掃除の知識がなくても楽にオフィスの汚れを落とす方法を順に紹介していきます。
給湯室(シンク)の水垢を落とす方法
給湯室で気になる汚れといったら、シンク周りの「水垢」や「サビ」ではないでしょうか。
シンクや蛇口には、白く水垢がついてしまったり、サビが目立つようになってしまったりしますが、食器用洗剤を使っても水垢やサビを落とすことはできません。
なぜなら、食器用洗剤って中性〜アルカリ性のものが多く油汚れを落とすのには効果的ですが、水垢やサビを落とすには向いていないからです。
水垢はクエン酸といった酸性の洗剤を使って落とすか、スチールたわしでこすって落とすのが早いです。
研磨剤入りのクリーナーを使う手もありますが、力を入れすぎちゃうと傷が付いてしまうので使い方には注意が必要ですね。
金たわしも傷が付いてしまうので、シンクの掃除には不向きです。
一般の方でも水垢やサビ落としに一番使いやすくて、しっかり汚れを落としやすくしてくれるのは「スチールたわし」だと思います。
掃除の会社で働く前のわたしは掃除が苦手で、水垢の落とし方なんて知りませんでした。
しかし、スチールたわしの中でも洗剤付きのスチールたわし「ニュースクランブル」を使っての水垢落としはめちゃくちゃ楽すぎて、初めて使ったときの感動は今でも覚えています。
しかも、サビ落としにも効果的なので、手洗い器の下にチラリと見える配管のサビ落としにも役立ちます。
こちらが洗剤付きのスチールたわし「ニュースクランブル」です。
水に濡らして揉んでみると泡立ってくるので、泡立てながら汚れた部分をこすって使います。
泡立ちがなくなるまで、水垢やサビを落としやすくしてくれます。
傷をつけにくいスチールたわしなので、
【ビフォー】このような配管の水垢やサビも
【アフター】ピカピカに蘇ります。
もうちょっと細かいとこまで入念にできれば、新品同様です。
お客様に「シンクの掃除にはどれがいいの?」って質問されたら、だいたいこの「ニュースクランブル」を紹介しています。
なぜなら、めちゃくちゃ使い方が楽で、しっかり気になる汚れを落とせるからです。
給湯室の水回りの掃除にお悩みのあなた、この掃除方法試してみる価値ありますよ。
トイレの黄ばみ、黒ずみを落とす方法
トイレの大掃除で落としたい汚れといったら、便器に頑固に付いた尿石だったり、床全面に広がる黒ずみではないでしょうか。
便器についた黄ばみ、黒ずみの落とし方
トイレの便器に付いた汚れは、臭ってくるしなかなか手強いです。
すでに頑固に付いてしまっている尿石は、いつもトイレ掃除に使っている洗剤では落とせなくなっています。
それもそうですよね。
普段から使っている洗剤で汚れがしっかり落ちていれば、便器に尿石が頑固に付くことなんてないです。
職場の大掃除って時間も限られているので
「もう無理!諦めよう!」
って思われる人もいるかもしれませんが、まだ諦めるのは早いかもです。
イラつくほどなかなか落とせない尿石は「水垢落としスティック」でこすって落とすと実は楽勝だったりします。
手に持っているものが「水垢落としスティック」です。
その名の通り、水垢を落とすんですけど、便器に付いた尿石落としにも役立ちます。
「水垢落としスティック」は常に水に濡らしながら、消しゴムで文字を消すように尿石や水垢の部分をこすって使います。
こすり終わったら水で流して、掃除完了です。
「水垢落としスティック」は天然の軽石なので、削りカスは水に流しても環境に悪い影響は与えないので安心して使用できます。
また、使える素材が決まっていて、陶器やタイルにのみ使用可能です。
それ以外の素材のものに使ってしまうと傷が付いてしまうので、掃除を始める前に使える素材なのかを確認したり、素材がわからない場合は、目立たないところでちょっとテストしてみると良いです。
なぜ陶器やタイルだったら傷がつかないのかというと、水に濡れている状態だと尿石や水垢よりも硬く、でも陶器やタイルより柔らかいからです。
でも乾燥した状態だと、陶器やタイルの素材でも傷をつけてしまいます。
水に濡れている状態を常に意識して掃除していってください。
【ビフォー】尿石がびっしりと黄ばんでいた便器も
【アフター】水垢落としスティックだけでこんなに落とせます。
黄ばんでいた便器へのイライラが、あっという間に解消です。
ひどく汚れていたら費用はかかるけど清掃業者に依頼した方が良さそうって思う人もいるかもしれませんが、そこまで費用をかけなくてもこの方法なら大丈夫ですよ。
トイレの手洗い器も陶器であれば、
【ビフォー】ホコリを含んだ黒い汚れも
【アフター】スッキリ落ちちゃいます!
弊社では先ほど紹介した「洗剤付きスチールたわし」と「水垢落としスティック」をまとめたオリジナルセットを扱っています。
このセットで水回りを一気にきれいにしてみたいな〜って方はどうぞオンライン公式ストアからご覧になってみてください。
トイレの床タイル全面に広がる黒ずみの落とし方
ちょっと気持ち悪い話ですが、トイレの床や壁には職場のみんなのおしっこやトイレを流したときの飛沫が飛び散っています。
それが原因で、トイレの床タイルは黒ずみやすくなってしまいます。
黒ずみが気になってくると、トイレ用洗剤で汚れを落とそうってなるとは思うんですけど、汚れに合った洗剤を使わないと余計に黒ずみを目立たせてしまうこともあります。
トイレの床タイルの掃除に適した洗剤は「酸性」の洗剤です。
酸性洗剤を床にスプレーしてブラシで磨けば、本来の床の姿が見えてきます。
ただし、強力な酸性洗剤を大量に使用してしまうと、素材を傷めてしまったり排水管の劣化につながったり、環境にも悪かったりします。
写真の右側の黒ずみがきれいに落ちていますが、今回トイレの床タイル掃除に使った洗剤は自社で製造販売している「トイレバスクリア」という弱酸性の洗剤です。
クエン酸のように環境に優しい成分で、でもクエン酸より洗浄効果が優れているのでここまできれいにすることができています。
床タイルの掃除以外にも、日頃の便器の掃除にも使えて尿石が頑固に付かない状態をキープできるので掃除の負担も軽くなっていきます。
どんな洗剤を使っても落とせなかったトイレの床タイルの黒ずみを「トイレバスクリア」なら解消可能です。
トイレの汚れに悩んでいる方は、ぜひこの掃除方法をお試しください。
窓の汚れを落とす方法
窓ガラスの汚れの落とし方
窓ガラスにはみんなの手垢や皮脂汚れが付きやすかったり、外側は砂や土砂が付きやすいですが、そこまで強力な洗剤を使う必要はないです。
- 刷毛
- アルカリ電解水「クリアシュシュ」
- バケツ
- マイクロファイバークロス
- スクイジー
はじめに、アルカリ電解水クリアシュシュ50mlに対して水950mlの割合で、バケツに1Lの洗浄液を準備しておきます。
そのあと、窓ガラスについたホコリや汚れを刷毛で落としておきます。
こびりついた汚れはなかなか刷毛では落とせませんが、刷毛だけで結構窓ガラスに付いた汚れは落とせたりもするのでやったみると良いです。
バケツに用意した洗浄液にマイクロファイバークロスを浸し、洗浄液が滴り落ちない程度に軽く絞り、窓ガラス全体に洗浄液を塗り広げていきます。
このときに、汚れがこびりついているところをゴシゴシこすると汚れはスルッと落ちやすくなります。
ポイントとしては、洗浄液が乾かないようにたっぷり塗り広げることです。
汚れが気になる部分に直接窓ガラスクリーナーなどを吹きかけても良いとは思いますが、それだとめちゃくちゃクリーナーの減りが早くなってしまいがちです。
しかも窓ガラスって掃除の範囲も広いので、水で希釈しても洗浄力が高いものを選んで、大量に洗浄液を準備できるようにしてみると良いです。
この希釈した状態のアルカリ電解水「クリアシュシュ」は洗浄効果は高いままで、界面活性剤が含まれていないので泡立たずに窓ガラスに付いた手垢や皮脂汚れも落としやすくしてくれます。
泡立ってしまう洗剤って水でしっかり流す必要があったり、何度も水拭きしないといけなかったりします。
時間が限られている職場の大掃除に、そんなに手間も時間もかけていられませんよね。
洗浄液を塗り広げたら、スクイジーで水分を切っていきます。
上から下へとスクイジーを動かします。
洗浄液はたっぷりめの方が、スクイジーの滑りもよくスムーズにきれいにできます。
スクイジーに付いた洗浄液をクロスで拭き取りながらやっていくと、水滴がポタポタと滴り落ちるのを防げて掃除もしやすくなり短時間で掃除を終了させることができますよ。
スクイジーでは水分を切りにくい端っこは、乾いたマイクロファイバークロスで水分を拭き取ってみてください。
これで窓ガラスの掃除は終了です。
窓ガラスの掃除を手間をかけずに短時間で終わらせたいという方は、ぜひアルカリ電解水「クリアシュシュ」をお試しください。
ブラインドの汚れの落とし方
職場がカーテンなら、カーテンを洗濯機に入れて洗濯してみたり、浸け洗いなどできますが、ブラインドだとなかなか面倒です。
大掃除だから取り外して丸洗いって手もありますが、正直時間もかかるし面倒だと思います。
ブラインドの掃除に準備するものは「軍手」だけです。
奥が見えるような状態、ブラインドの羽が平らになっている状態にして掃除していきます。
軍手を二重にはめて、指でブラインドの羽を挟んでスススーっと横へ滑らせて汚れを拭き取っていきます。
軍手が汚れてきたら軍手に付いた汚れをこそぎ落としたり、新しい軍手と取り替えてみてください。
ブラインドの掃除はこれで十分ではないでしょうか。
あと、軍手ではなく、こんな便利な掃除グッズもあります。
壁についたシミやタバコのヤニを落とす方法
なかなか壁の拭き掃除ってしないと思いますが、気付いたときには謎のシミが付いていたり、喫煙所の壁紙にはタバコのヤニが付いていたりします。
壁紙の拭き掃除も、窓ガラスと同じようにアルカリ電解水「クリアシュシュ」を水で希釈して、大量に洗浄液を作っておくと良いです。
なぜなら、壁の拭き掃除も範囲が広く、泡立てて掃除するなんて難しいからです。
- アルカリ電解水「クリアシュシュ」
- バケツ
- スポンジ
- マイクロファイバークロス
バケツにはアルカリ電解水クリアシュシュ50mlに対して水950mlの割合で、1Lの洗浄液を準備しておきます。
掃除の仕方は、
スポンジを洗浄液に浸し、洗浄液が滴り落ちないぐらいに絞り、壁紙に塗り広げます。
一度に広く塗り広げてしまうと、塗り始めのところと塗り終わりのところに差ができ、壁紙がふやけてしまったり変色なども考えられます。
なので、手が届く範囲で洗浄液は塗り広げていってください。
最後はきれいなマイクロファイバークロスで拭き取ります。
【ビフォー】シミが付いた壁紙も
【アフター】こんなにきれいに蘇ります。
タバコのヤニ落としにもアルカリ電解水「クリアシュシュ」は役立ちます。
喫煙所のパーテーション🚬
タバコのヤニがこんなにも付いていたなんて😱
アルカリ電解水クリアシュシュ吹きかけたらみるみる落ちてく🌈✨#タバコヤニ #クリアシュシュ pic.twitter.com/5kTxpF3xZA
— ぞのちゃん@掃除×ブログ×旦那さん大好き❤️ (@chunchunayumi) November 18, 2019
喫煙所のパーテーションについたタバコのヤニには、希釈せずに原液を吹きかけてみると落としやすいです。
壁の拭き掃除は高いところから低いところまでなかなか大変ですが、水ですすぐ手間や水拭きする手間を省ければ掃除にかかる時間も短縮できます。
ぜひ、大掃除を早く終わらせるためにも参考にしてみてください。
床の黒ずみを落とす方法
いつもホウキで掃いたり掃除機をかけている床でも、土足で出入りできるオフィスだったりすると黒ずみは目立ちやすくなります。
大掃除だからといって、オフィスの床に洗剤をドバーッと撒いてブラシでこするとかなかなか無謀です。
清掃業者なら、専用の機械を使って、短時間で汚れた床を磨き、汚水もササッと回収できますが、それなりの機械がそろっていないと難しいです。
なので、職場の仲間と床の黒ずみを落とそうとするなら、少しづつ攻めていくのが良いです。
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床の黒ずみもアルカリ電解水「クリアシュシュ」を吹きかけてパッドでこすり、
汚れが落ちてきたらきれいなマイクロファイバークロスで拭き取る
これだけです。
アルカリ電解水「クリアシュシュ」には除菌・消臭効果もあるので、
人がよく触れるドアノブやスイッチ、キーボードなどの拭き掃除だけでなく除菌にもお役立ていただけると幸いです。
職場の大掃除は誰でも掃除しやすいやり方で
限られた時間内で職場の大掃除を終わらせなければいけない場合は、誰でも掃除しやすいようにハードルが高くない掃除の仕方がオススメです。
中でも、泡立たずに汚れを落とせて、水ですすいだり水拭きを何度もする手間と時間を省ける掃除方法が断然オススメです。
職場の大掃除は限られた時間内でしないといけない訳ですが、誰もが掃除しやすく協力しあいやすい状態であれば、時間内に満足できる大掃除ができます。
みんなで職場の大掃除をすることで、1年間一緒に頑張ってきた環境がさらに快適になれば、より仕事に意欲が湧いてきてみんなとも楽しく仕事ができると思います。
あなたが働く職場がさらに快適になるように、ぜひこの記事を参考にして大掃除を成功させてみてください。
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