こんにちは。
清掃会社で働いている、ぞのちゃんです。
「クイックルワイパーで掃除しているけど、ベタつきが取れない!」
「床掃除してなかったら黒ずんできた!」
などの相談を受けることがあります。
わたしは掃除の会社で働いているので様々な掃除の依頼を受けますが、その中でも床の掃除依頼が全体の7〜8割を占めています。
料理で油を使うキッチンや飲食店の厨房周辺の床には黒ずみがつきやすく、きれいにした後も「こうすればきれいを長く維持できますよ」とアドバイスしたり、毎日の掃除をラクする方法もお伝えしたりしています。
今回は「キッチンの床の汚れを落としつつ、ベタつきにくくする方法」をご紹介していきます。
全然難しい技術などいらないし、手間と時間もかからない方法なので、ぜひあなたの家事の負担が減るように参考にしていただけると幸いです。
キッチンの床がベタつきやすい原因
キッチンの床ってベタつきやすいですよね。
マットを敷いていないキッチンだとなおさらベタつきは気になるかと思います。
なぜこんなにも床がベタついてしまうのかというと、料理中は思っている以上にキッチン周りに油汚れが飛び散っているからです。
油を使うコンロ周辺だけに油汚れは飛び散りそうな気もしますけど、実際はコンロ周辺だけでなく、壁や床にも油汚れは飛び散っています。
だから、キッチンの床はベタつきやすいんです。
キッチンの床掃除に「食器用洗剤」をオススメしない理由
「食器用洗剤で床や壁も掃除してもいいんじゃない?」
といった感じで、油汚れが付いた食器を洗うのと同じ感覚で、食器用洗剤を使ってもいいんじゃないかと思われる人もいるかもしれないですけど、食器用洗剤はキッチンの床や壁の掃除にオススメしません。
なぜなら、食器用洗剤には油汚れを引っ付けて汚れを落とそうとする性質の「界面活性剤」が含まれているからです。
せっかく掃除した場所でも、界面活性剤の成分がそこに残っていると油汚れは界面活性剤に引き寄せられて、再び汚れやすくなってしまうんです。
掃除した場所に界面活性剤の成分を残さないためには、かなりの水が必要になるし、キッチンにバシャバシャ水を撒いて掃除するのは現実的じゃないですよね。
だったら元々界面活性剤を含まない洗剤を使った方が、掃除がしやすいし、掃除したあとも汚れにくい床にすることができます。
食器用洗剤でパパッと汚れを落とせたとしても、すぐに汚れがつきやすい状態になっているかもしれないので、食器用洗剤の使い方にはお気をつけください。
キッチンの床掃除に必要なもの
- マイクロファイバークロス
- 重曹、もしくはアルカリ電解水「クリアシュシュ」
リビングや寝室といった床の掃除はクイックルワイパーなどでも良いですけど、
油汚れが飛び散っていてベタつきが気になるキッチンの床は、超極細繊維でできているマイクロファイバークロスの方が深い隙間に入った汚れまでしっかり掻き出してくれるのでマイクロファイバークロスをオススメします。
重曹を使う場合は、重曹小さじ1に対して水100mlでしっかり重曹を溶かしてから使います。
重曹は100均やスーパーなどでも手軽に購入しやすく、使い勝手が良いと思います。
しかし、水に溶けにくい性質があるので、しっかり水に溶けきる量で重曹水は作るようにしてください。
重曹が水に溶けきれていないと、スプレーして拭き取って乾燥したときに白い結晶のように溶けきれなかった重曹が浮き出てきちゃうことがあります。
なので、重曹は水に溶けきる量で使うようにお願いします。
アルカリ電解水を使う場合は、原液で使用しても良いし、水で薄めて使用しても十分に効果があります。
アルカリ電解水は重曹よりもずっと油汚れを落とす効果が高いので、けっこう水で薄めて使っても油汚れを落とすやすくしてくれます。
また、アルカリ電解水は油汚れに反応すると水の性質に戻るので、拭き上がりもサラサラとして気持ちが良いです。
例えば、20倍の希釈で100mlの洗浄液を作る場合、5ml(小さじ1)に対して水95mlで洗浄液を作ることができます。
こんなに希釈しても、重曹より油汚れにしっかり反応して汚れを落としやすくしてくれます。
正確に測って水で薄める必要はなく、全然適当でも大丈夫ですよ。
また、「アルカリ電解水」って重曹よりもはるかに除菌効果が高く、
表のように、高い除菌力があります。(表は弊社で製造しているアルカリ電解水「クリアシュシュ」の除菌力を示したものです。)
大腸菌や腸炎ビブリオはアルカリ電解水「クリアシュシュ」を吹きかけて30秒後には0になり、
サルモネラは5分後には0、O-157は15分後には0になります。
一般的なアルカリ電解水は「pH12.5」ですが、弊社で製造しているアルカリ電解水「クリアシュシュ」は「pH13.1」と業界の中でもトップクラスの洗浄力+除菌力+消臭力を持ち合わせています。
小さいお子さんやペットのいる家庭では、除菌効果の高いものを使ってみるとさらに健康面でも安心できて、快適な暮らしにつながると思います。
アルカリ電解水って高価でコスパ的にあまり良くないイメージを持つ人もいるようですけど、水で100倍に希釈しても重曹よりも油汚れに効果的なので、コスパも良く経済的にも実は優しかったりします。
しかも液体なので、重曹とは違い水に溶けきらないといった心配もないです。
医療や介護施設をはじめ、公共機関や様々な清掃現場でも使用しているアルカリ電解水「クリアシュシュ」はこちらです。
ご興味がある方はぜひお試しください。
キッチンの床掃除に向いている「アルカリ電解水」の選び方
「アルカリ電解水はどれも一緒。」と思われるかもしれませんが、それは違います。
最近では、ナノバブル水を使用して生成されたアルカリ電解水の方が洗浄力が高いと言われています。
ナノバブル水で生成されたアルカリ電解水の方が、汚れへの浸透性が高く汚れをより落としやすくしてくれるからです。
また、世の中に出回っているアルカリ電解水にはサビ付きを防げないものもあります。
塩を使って電気分解して生成されたものには塩素イオンが含まれているのでサビ付きを防げないです。
逆に、塩を使わずに生成されたアルカリ電解水は塩素イオンが一切含まれていないのでサビ付きを防げて金属を腐食させにくいというメリットがあります。
アルカリ電解水には、塩を使って電気分解して生成する方法と、塩を使わずに電気分解して生成する方法があります。
サビ付きを気にせずに掃除するなら、塩を使わずに生成されたアルカリ電解水を使ってみると良いと思います。
わたしがオススメするアルカリ電解水「クリアシュシュ」は、ナノバブル水を使用して生成され、塩を使わずに電気分解しているので洗浄力と防サビ効果が高く、様々なものの拭き掃除にも安心して使えます。
気になる方は、ぜひアルカリ電解水「クリアシュシュ」をお試しください。
キッチンの床掃除の仕方
キッチンの床掃除の仕方はとてもシンプルです。
用意した重曹、アルカリ電解水で洗浄液を作り、その洗浄液を床にスプレーして、マイクロファイバークロスで拭き取るだけです。
汚れがひどいところや、落ちにくい汚れの場合はスプレーしたあと、すぐに拭き取るのではなく、洗浄液が汚れにしっかり反応するまで時間をおいてみるのもオススメです。
ただし、スプレーしたまま長時間放置とかスプレーして拭き取らないっていうのは、床の素材を傷めてしまったり、変色の原因になってしまうので、5分ぐらいで拭き取った方が良いです。
もしくは、数回に分けてスプレーして拭き取るを繰り返したり、アルカリ電解水の場合は水で薄める濃度を濃くしてみると良いです。
また、一度に床全体にスプレーするのではなく、掃除する範囲を決めるのも大事なポイントです。
広くスプレーしてしまうと、洗浄液が長く反応するところと、あまり洗浄液が反応しないところとの差が大きくできてしまい、ムラのある掃除になってしまいます。
スプレーするなら、一気にスプレーしてしまうのではなく、手の届く範囲で少しずつスプレーしてみてください。
キッチンの床はクイックルワイパーよりマイクロファイバーが良い
床の掃除ってクイックルワイパーでササ〜っと済ませるのも良いとは思いますが、どうせならマイクロファイバー繊維のものでしっかりと油汚れを拭き取れる掃除方法の方が、仕上がりもさっぱりして気持ちが良くなります。
なぜなら、マイクロファイバー繊維のものの方が奥まで入り込んだ油汚れまでしっかり拭き取れて、油汚れも積み重なりにくくなるからです。
クイックルワイパーだと、汚れたらポイッてシートをすぐ捨てられるし、シートの取り替えも楽なので良さそうですけど、油汚れ自体はそこまで取り除けていなかったりします。
さらに、マイクロファイバー繊維のモップもあったりします。
汚れたら洗濯できるので何度でも使用できるのでゴミにならず、環境にも優しいです。
また、スプレー機能が付いたスプレーモップというものもあります。
本体に取り付けるボトルに洗浄液を入れて、スプレーしながら拭き取れるので掃除の手間を省けて時短掃除もできちゃいます。
我が家でもスプレーモップ使っていますが、使い勝手が良いのでいつでもささっと拭き掃除できるし、旦那さんの方が率先して床のモップがけをしてくれてるような感じです。
スプレーモップのおかげで、わたしの家事の負担も減りました。
使いやすいアイテムがあると、自分だけじゃなく家族も掃除してくれるようになるので、こういったスプレーモップを使いやすい場所においておくのも良いですよね。
キッチンの床をべたつかせないコツ
キッチンの床を掃除したあとは、気持ちが良くなりますよね。
その気持ち良さがいつまでも長く続くように、次に掃除しなくちゃいけなくなるタイミングを遅らせる方法を紹介していきます。
界面活性剤を含まない洗剤で掃除する
先ほどお伝えしたことと被りますけど、ベタつきの原因でもある油汚れをつきにくくさせるためには、界面活性剤を含まない洗剤での掃除が断然オススメです。
界面活性剤を含む洗剤で床の掃除をした場合、しっかり界面活性剤の成分がなくなるまで水ですすいだり水拭きをする必要がでてきて、掃除に時間や手間がけっこうかかってしまいます。
また、料理した際の油汚れだけではなく、日頃から裸足だったり靴下だったりすると、皮脂汚れもじんわりと床に付いていき、界面活性剤の働きによって皮脂汚れも床にくっつきやすくなります。
皮脂汚れも、床がベタついてしまう原因になってしまうので、キッチンに限らず、他の部屋の床も界面活性剤が含まれていない洗剤を使った掃除がオススメです。
スリッパやキッチンマットもマメに洗濯する
キッチンにマットを敷いていたり、常にスリッパを履いていると気づきにくいかもしれないですけど、確実にスリッパの裏には油汚れがついてしまっています。
油汚れが付いたスリッパで、リビングやら寝室やらあちこち歩けば、家中にキッチンの油汚れをくっつけてしまうことになります。
なので、スリッパはマメに洗濯をして、キッチンの床のベタつきを家中に広げないようにしてみてください。
また、「キッチンマットってあった方が良いの?」って疑問に思う人もいるようですけど、わたしはあった方が良いと思います。
なぜなら、キッチンマットが油汚れを吸着してくれて、油汚れが周りに広がるのを抑えてくれるからです。
キッチンマットを敷いていると床の掃除をするとき邪魔に感じたり、洗濯をめんどくさいって感じることもあるかもしれないです。
だけど、キッチンの油汚れがあっちの部屋にもこっちの部屋にも広がってしまっては、そっちの方が掃除する範囲は広くなっちゃうしめんどくさいと思います。
キッチンだけじゃない!トイレの床の皮脂汚れにも「アルカリ電解水」が役に立つ
トイレの床が皮脂汚れによって黒ずんでくることがあります。
皮脂汚れも油汚れと同じ性質のアルカリ性のクリーナーで落とすことができます。
弊社で製造しているアルカリ電解水「クリアシュシュ」を黒ずみ(皮脂汚れ部分)に塗布し、拭き取るだけで黒ずみはきれいに落とせるようになります。
汚れの原因が皮脂汚れだったら、アルカリ電解水で十分に落とすことができます。
また、アルカリ電解水「クリアシュシュ」には除菌効果もあるので、より清潔なトイレになり安心してトイレを使用できるようになります。
トイレの床の黒ずみ落としについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
トイレの床の黒ずみどうすれば落ちる?たった1つのアイテムで黒ずみを落とす方法
ベタつかないキッチンの床は快適
キッチンの床は、料理をすればするほどベタつきやすいです。
なぜなら、料理の際に床にも油汚れは飛び散るからです。
そんなベタつく床の掃除には、食器用洗剤を使うのではなく、界面活性剤を含まないアルカリ電解水を使った掃除が断然オススメです。
ただ汚れが落ちれば良いって感覚で掃除をしていると、汚れは再び掃除した場所につきやすかったりもします。
今回紹介した方法をぜひ参考にして、ベタつきの気にならない、掃除が楽になる快適なキッチンを目指してみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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