こんにちは、ぞのちゃんです。
畳でゴロンゴロンすると、めちゃくちゃ気持ちが良いですよね。
この間、実家に帰ったとき、両親の部屋の畳が新しくなっていて、ふわ〜っと畳の良い香りがなんだか心地よかったです。
まだまだキレイなので、畳に対する悩みなんてなさそうだったんですけど、やっぱり日が経つに連れて、掃除が必要になったり、手入れの仕方次第で色が変わってきたり、場合によってはカビが生えてきてしまいます。
だからといって、畳もフローリングと同じ掃除方法では、畳の良さが失われていってしまいます。
今回は、フローリングより畳の方が手入れに気を遣うんじゃないかな〜って思って、【失敗しない畳の掃除方法】を紹介していきます。
簡単すぎる畳の掃除の手順
①畳の目に沿って掃除機がけ
まずは、畳に掃除機をかけていきます。
畳に傷を入れないように、目にそってゆっくり掃除機をかけるのがポイントです。
目安としては、畳1枚に1分ぐらいかけて掃除機をかけるぐらいのゆっくりさが良いです。
これがやってみると、結構時間がかかることがわかります。
時間がないからといって手早く掃除機をかけていても、ホコリはくまなく吸い込めていません。
なので、畳の掃除をするときは、時間に余裕があるときにするのがオススメです。
ゆっくり掃除機をかけられるように、十分に時間を作っておくと良いかもです。
②仕上げは乾拭き
畳の仕上げは乾拭きで十分です。
畳はフローリングと違い、洗剤を使って拭き掃除をする必要はないんです。
なぜなら、畳の素材【い草】に重曹といったアルカリ性洗剤を使ってしまうと、次第に畳の色が黒ずんできてしまうからです。
アルカリ性洗剤だと、畳の表面の油分が奪ってしまい、次第に畳が黒ずんできてしまいます。
もし、畳に汚れが付いてしまったら、水で濡らしたクロスを固く絞ってから拭き取るか、クエン酸を使った拭き掃除が良いです。
畳はホウキで掃くものって思われる人もいると思います。
畳の隙間のホコリなどを掻き取るために、ホウキは使えます。
でも、乾拭きをするときに、超極細繊維でできているマイクロファイバークロスを使えば、畳の隙間に入ったホコリを掻き出し絡め取れるので【掃除機+マイクロファイバークロス】で畳の掃除は完了しちゃいます。
ホウキでホコリを掻き出し、掃除機でホコリを吸い、乾拭きするよりも、
掃除機でホコリを吸い取り、乾拭きする方が、手間も時間も省けるので、【掃除機+マイクロファイバークロス】での掃除で十分だと思います。
掃除機で丁寧にホコリを吸い込み、マイクロファイバークロスで乾拭きして、早く掃除を終わらせてしまいましょう。
裸足で歩いたり寝転べば、皮脂汚れが付いてベタつきを気になる
かといって、仕上げが乾拭きだけだと皮脂汚れが取れていないようで気になる・・・って人もいると思います。
そんなときは、クエン酸水(水200mlに対してクエン酸小さじ1杯の割合)を作って、クエン酸水を含ませたマイクロファイバークロスで拭き掃除をすると良いです。
クエン酸水を直接畳にスプレーするのではなくて、クエン酸水をクロスに含ませて、固く絞ったクロスで畳を拭き掃除するようにしてください。
そのあとに、乾拭きを忘れないようにしてください。
また、新品でまだまだ青さが残っている畳にクエン酸水を使うと、畳が変色することも考えられます。
新品の畳の場合は、クエン酸での掃除は控え、乾拭き、もしくは固く絞ったクロスで水拭きしてみてください。
畳は【乾燥】が命
畳は【乾燥】が命です。
畳は【乾燥】をしっかりしていないと、ダニやカビが繁殖しやすくなってしまいます。
畳の部屋がダニやカビが繁殖しやすい湿度が高い環境だと、アトピーや喘息の原因にもなるダニやカビは増え続けてしまいます。
なので、基本畳は湿度を上げないように、水拭きではなく乾拭きがオススメです。
畳が汚れてしまって、どうしても拭き取りたいときは、水で濡らし固く絞ったクロスで水拭きし、そのあとにしっかり乾拭きもするようにしてください。
そして、しっかり畳を【乾燥】させてください。
畳に発生しやすいダニやカビは乾燥にめちゃくちゃ弱いです。
日頃から、畳のある部屋は、窓を開けたり日当たりを考え、風通しの良い状態をキープしましょう。
汚れが落ちないときは畳の張り替えを検討しましょう
長年畳で暮らしていると、それなりに畳は汚れてきて、その汚れはなかなか落としにくくなってきます。
それは仕方のないことです。
汚れた畳を毎日のように目にしながら、我慢し続ける暮らしに苦痛を感じるようになったり、生活に不便を感じるようになってきたり、気分を新たに切り替えたいときは、思い切って畳の張り替えを検討してみましょう。
でも、まるごと新品に張り替える必要もなかったりするので紹介しておきます。
裏返し
一般的な畳って表裏がないので、両面使えます。
ラッキーです!
畳の【裏返し】っていうのは、ただそのまま裏返すのとは違っていて、畳表を畳の裏面へ付け直して、畳縁を張替えるっていう手法です。
この裏返し、畳の業者にもよりますが、安くて1畳あたり約2,500円弱〜ってところもあるようです。
畳の張替え方法としては一番安くなるんですけど、使えるのは一度っきりです。
表替え
【表替え】っていうのは、畳表を取り替える手法です。
畳表は芯材とい草を編みこんで作られているので、この芯材がまだ使える状態であれば、畳表を取り替えるだけで、新品のようなキレイさを取り戻すことができます。
芯材の費用がかからないので、費用を抑えることができます。
でも、芯材が使える状態であったならの話です。
芯材が使えない場合は、まるごと畳の交換になるようです。
表替えにかかる費用は、業者や畳表の素材、種類などによって違ってきますが、1畳あたり約5,000~10,000円を超えてくる感じです。
新調
新品にまるごと取り替える場合は、1畳につき10,000円を超え、国産の上質の畳では30,000円を超えてきます。
また、まるごと新しい畳にするには、【廃棄費用】って費用もかかってきます。
地域や廃棄する量によって、廃棄費用は変わってくるので、畳業者に問い合わせてみるのが一番ですね。
一枚あたりの廃棄費用の相場は、約1,600円のようですよ。
物を置いて隠すのもアリ
畳の汚れや劣化が気になるけど、費用が高くてなかなか手が出せない人もいるかと思います。
部分的な汚れなら、家具を置くなり汚れを隠してしまうのも一つの手です。
あまり良い方法とは言えないかもですが、実際物で畳の汚れを隠してきている家庭も意外とあると思います。
畳がポコって凹むような劣化の場合は、そこに物を置いてしまうとさらに凹みが激しくなったり、劣化を早まってしまうことも考えられるので、重い物を置いて隠すのは悪循環かもです。
さりげなく軽いタオルや布で隠してしまいましょう。
ただ、湿気がこもってカビやダニが繁殖しないように、畳の部屋は換気をして畳の乾燥を心掛けてみてくださいね。
畳のある暮らしは居心地が良い
畳の部屋ってなんだか心が落ち着きますよね。
わたしだけかもしれませんけど、思わずゴロゴロしたくなりますよね。
それぐらい人に安心感を与えてくれます。
そんな畳をいつまでも大切にできるように、今回紹介した【畳の掃除方法】を暮らしに取り入れてもらえると嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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