こんにちは、ぞのちゃんです。
新型コロナウイルスの影響で様々な業界がダメージを受けています。
感染症対策としていろんなところでいろんな対策が取られていますが、その中でも「光触媒」も感染症対策に有効であるとされています。
先日、ノーベル化学賞受賞候補に光触媒の第一人者「藤嶋昭先生」の名が挙がりました。
光触媒の勉強をするときはいつも藤嶋先生の本にお世話になっているので、藤嶋先生の受賞は他人事とは思えず自分のことのように喜びを感じています。
藤嶋先生は毎年のようにノーベル化学賞の受賞候補に挙がっていらっしゃって、これまでに日本化学賞や文化勲章などほんとに多くの賞を受賞されています。
藤嶋先生が50年前に発見した「光触媒」は、今では様々な場所や製品に採用され、世界中で自然環境の保護や人々の健康や暮らしを支えるために役立っています。
今、新型コロナウイルスの影響で光触媒の空気清浄機がとても人気です。
光触媒についてわたしが学んだことを織り交ぜつつ、光触媒空気清浄機について紹介していきます。
光触媒ってなに?
実はわたしたちの身のまわりには、光触媒が溢れています。
「そもそも光触媒ってなに?」
って思われる人も多いと思いますが、酸化チタンという物質に光を当てると起こる反応を光触媒反応と言います。
光触媒の主な特長としては、
- 抗菌・抗ウイルス
- 防汚
- 防曇
- 脱臭
- 大気浄化
- 水浄化
があります。
このような効果の中で、最も注目されているのが「セルフクリーニング効果」です。
例えば、酸化チタンを建物の外壁にコーティングすれば、そこに太陽の光が当たると外壁の表面に徐々に付着してくる汚れは光触媒の酸化分解力で分解されていきます。
汚れないというのではなく、汚れを防ぎやすくなるといった感じです。
雨が降れば、光触媒の超親水性効果で外壁の表面に薄い水の膜ができ、汚れを洗い流してくれるので外壁は汚れにくくなるという訳です。
この間、建設中の建物があって現場責任者の方が「この外壁は雨が汚れを洗い流されていくので汚れがつきにくいものになっています。」と説明されていました。
まさしく、光触媒を利用した外壁です。
光触媒を利用した製品は多くの企業が開発を進めていて、知らず知らずのうちにわたしたちの暮らしに欠かせないものになってきています。
光触媒空気清浄機が大人気な理由
光触媒がどれほどわたしたちの暮らしに関わっているのか、知れば知るほどおもしろいです。
かなりスゴイところで言えば、国際宇宙ステーションでは光触媒式空気清浄機に光源としてUV-LEDを組み込んだものが宇宙飛行士を細菌やニオイから守るために活躍しています。
日本人が発見した光触媒が、世界的にこんなにも認められているってスゴくないですか。
国際宇宙ステーションに限らず、わたしたちの健康を守るために、抗菌・抗ウイルス効果がある光触媒空気清浄機は新型コロナウイルス感染症対策としても大人気です。
光触媒空気清浄機のメリットとデメリット
光触媒空気清浄機はこのように構成されています。
- ホコリや粉塵を取り除くフィルター
- 有害物質や悪臭・細菌・ウイルスなどを分解除去する光触媒フィルター
- 光触媒反応を起こすための光源
- 空気を循環させるための吸引ファン
ただ、光触媒を使用した空気清浄機の効果は間違いないのですが、抗菌・抗ウイルス効果に関してはなかなか目に見える細菌やウイルスではないので、効果をはっきりと確認できないところがデメリットのように思います。
しかし、わかりやすいのが消臭効果です。
これまで消臭に時間がかかっていたタバコのニオイ、ペットのニオイ、アンモニア臭などを短時間で脱臭できるところは実感しやすいメリットです。
光触媒は花粉症にも有効とされています。
花粉症シーズンにツライ思いをされている方にも光触媒空気清浄機はオススメです。
光触媒空気清浄機はこちらになりますので、ご興味のある方はどうぞご覧になってみてください。
また、酸化チタンをコーティングした光触媒人工観葉植物も抗菌・消臭・ホルムアルデヒドの分解・除去効果があるとされています。
空気清浄機は高額でなかなか手が出せないという方には、光触媒人工観葉植物もオススメです。
水をやる必要もなく部屋に置いておくだけなのでラクですよ。
光触媒を暮らしに取り入れて快適な暮らしを
光触媒を様々な場所や製品に採用していく企業はこれからもどんどん増えていきます。
なぜなら、光触媒反応によってラクして抗菌できたり、消臭できたり、汚れを防ぐことができ、みんなの日頃の苦労を省けるうえにより健康的で快適な暮らしを送れるようになるからです。
この記事がちょっとでもあなたの暮らしが快適になるきっかけになったら嬉しいです。
今回は以上になります。
ちなみにですが、わたしが光触媒の勉強をするときに参考にしている藤嶋昭先生の本はこちらになります。
わかりやすくてどんどん光触媒に詳しくなっていける本です。
ぜひ参考に読んでみてください。
コメント